#10:ローカルズラウンジ・レビューPart1~ローカルズナレッジ設立するにあたって~TEXT1

TEXT1 新型コロナウイルスでライフスタイルは変革される?!新型コロナウイルスが猛威をふるっている(2020年3月現在)。感染者が続々と表面化していっているが、今や世界各地で感染が広がり、世界保健機関(WHO)は「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べたほどだ。当初、日本は感染拡大の第二の震源地だと他国メディアから批判が向けられたが、直近ではイベントや大勢であるいは密室の中で集まるイベントへの自粛要請や小中高校の休校、海外渡航禁止、入国制限など様々な要請を政府は進めた。これは日本のみならず、欧米中心に世界でも同様な処置をしており、これまで見たことがない状況へと発展した現在、経済への影響がとても大きく、リーマンショック、(日本では)東日本大震災に続いてコロナショックといわれるまでになった。働き方(ワーキングスタイル)に関してもフレキシブルワーク(時差勤務やリモートワーク〈テレワーク〉など)対応せざるを得ない状況だが、これがピンチをチャンスに変える要素ともいえる。当然、業種によってはできないワーキングスタイルだし、業種によってはマイナスになる場合もある。例えば、完全モノづくりや通勤に利用する何か(パーキングや交通機関)はそうなのだろう。しかし、大企業やIT企業をはじめ数多くフレキシブルワークを採用する中、GMOでは早くから在宅勤務を実施しているが、業績に大きな影響があまり見...

#10:ローカルズラウンジ・レビューPart1~ローカルズナレッジ設立するにあたって~TEXT2

TEXT2 東京一極集中の要因と待機児童比率に反比例する出生率について東京一極集中のひとつの要因は、これらオフィス一極集中といっていいのだろう。そのオフィスの多くは本社機能であり、本社に権限があるわけで、それが集中すると人もモノも集中する。オフィスのみならず、いわゆる中央集権という話だ。また家族は共働きが普通の時代で、働く母親が増えているのに伴い子どもも増えているようだ。日本は14歳以下の子どもの数が全国的には減少しているが、東京都は逆だという。その歪が、待機児童問題へと発展している。全国の8割に当たるエリアは待機児童ゼロに対して、都市部は7割が待機児童を抱えている。更に、出生率を確認する。先ほどの待機児童の多さと反比例して出生率について東京はとても低い。内閣府のHPを見ると「最低」と吹き出しがあり、まるでアピールしているように見える。働く母親が増え、子どもが増え、待機児童が増え、出生率は減っている。家族数の減少が要因の一つだが、もう一つはそのステージではなく、予備軍ともいえる若い女性の流入が目立って増えているためだ。

#10:ローカルズラウンジ・レビューPart1~ローカルズナレッジ設立するにあたって~TEXT3

TEXT3 地方創生は成功しているのか。SDGsは地方創生の柱になるか若い女性をはじめとした地方版働き方改革が必要なのだろう。魅力ある仕事や魅力ある“何か”が地方には不可欠ということがいえる。そして、フレキシブルなワーキングスタイルを保てれば、ライフスタイルも変わる。地方でも多様な仕事への取組みに発展するようにしなければいけない。暗に観光地化するのではなく、住むため、仕事のため、といったベーシックな部分をクローズアップしていくべきで、特にこの「地域」のように、いってみると何もないエリアはこれまであった財産(住宅都市)をどのようにアップデートしていくかがポイントになるのだろう。地方創生はこの状態からすると成功しているといえない。しかし、SDGsはひとつのフックになると感じている。住民を一つのベクトルへと向かわせるくらいの大きな指針にはなるだろう。この「地域」でもゆくゆくはSDGsの取組が活発になると思われるが、どこまでいっても大切なのは、魅力ある街づくりであり、それがこの「地域」では市民主体型の街づくりで、次世代に対する教育をどう興味持たせられるかということを前途のワーキングスタイルと合わせて考えなければいけない。

#10:ローカルズラウンジ・レビューPart1~ローカルズナレッジ設立するにあたって~TEXT4

TEXT4 ローカルズナレッジプロジェクトを振り返る設立したばかりなのに振り返るのは変な話だが、ローカルズナレッジプロジェクトはこの「ローカルズラウンジ」という「地域」の魅力レポートからスタートした。このプロジェクトに対する紐解きは改めて記載していくことになるが、プロジェクトとしては、既に約1年が経過しようとしている。「ローカルズラウンジ」単品だけでは地域は変わらないが、これとは別に様々な工夫をもっと行い、今後は盛り上げているつもりである。なお、この「地域」の魅力レポートは、“人”にフォーカスしていて、地域情報誌「はるる」では“ローカルプレス”という表現をした。これは、“「地方・地域」の広報”を意味しており、モノではなく、それを創り上げる“人(ヒト)”やその素材や中身(コンテンツ)を中心に伝えるのが広報の役割としている。そして「地域」の魅力を表現するためのテーマを最初から定義づけしている。それが、①ネイチャー(nature)=地域にある素材、性質、自然②ネイバーフッド(neighborfood)=地域の仲間、地域の活動、地域について③クリエイティブ(creative)=地域における創造的な活動や物事、工夫④サステナブル(sustainable)=持続可能を意識させられる情報⑤カルチャー(culture)=地域の文化継承⑥エシカル(ethical)=社会に対して良い影響を与えるであろ...

#10:ローカルズラウンジ・レビューPart1~ローカルズナレッジ設立するにあたって~TEXT5

TEXT5 変わりゆく地方の在り方。「地域」間コミュニケーションはITによって不要なものになったのか?!地方の在り方は、この数年で大きく変わった。年々その変化が早まっているように思える。それはITの発達や均一化するFCによるものといえる。もちろん、両方とも有難い存在であることは間違いない。ただ、残念ながら、地方にとってはそれがマイナスになるダメージも大きい。一体何が変わったのかを、これまでの「ローカルズラウンジ」のレポートも要点だけ取り上げながら次回よりレビューしていこうと思う。何気に住んでいるだけではあまり意識しないかもしれないが、「地域」間、「地域」内の住民同士のコミュニケーションが変わってしまった・・というところが一番大きなファクターとなる。少子高齢化もあるが、そういった場づくりがしづらくなったといえる。それに対して、ローカルズナレッジでは、先ほどの4つのポイントの一つ「産業」つまりは「企業」がCSR(Corporate Social Responsibility)の一環として支援してくれるとよいと感じている。ただ、地方では残念ながら“CSRでお金はかけない。その一環で何故協力、協賛をしなければいけないのか”、ということをおっしゃる中堅企業も存在する。しかし、米国ビジネス・ラウンドテーブルの調査結果にあるように、あの株主主義である米国企業群も企業の存在意義は、顧客や従業員をは...

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る~番外編:“この「地域」”・・・といつまでも魅力を伝えていくことができるのか(TEXT1)

TEXT1 地域情報誌お蔵入り原稿これまで「ローカルズラウンジ」は「ローカルズナレッジプロジェクト」として、定義(テーマ)を元に地域の魅力をレポートし、このHPあるいは地域情報誌に掲載してきました。このたび「ローカルズナレッジプロジェクト」はNPO法人として設立し、登記上では2019年12月3日、それ以降申請などの準備をし、2020年2月にようやくお伝えできる状態になりましたのでご報告します。画像は、地域情報誌に掲載する予定だった原稿でお蔵入りしたものです。NPO法人を設立したことから紙面掲載するにあたってデザイン変更していきます

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る~番外編:“この「地域」”・・・といつまでも魅力を伝えていくことができるのか(TEXT2)

TEXT2 タグラインに込めた想い今後、当面の間、地域情報誌では「タグライン」を掲載し、その下に「ローカルズラウンジ」の案内を掲出します。「ローカルズナレッジ」そして「ローカルズラウンジ」は地域レポートに留まらない活動を行い、地域の良さを体感できるように努めます。詳細は実施時に、地域情報誌もしくはHPでお伝えするようにします。“KEEP IT LOCAL by Journalism”というタグラインですが、“報道(機関)によるローカルであり続けよう(というムーブメント)”というのが直訳になります。“KEEP IT LOCAL”すなわち“ローカルであり続ける”とは、それぞれの「地方」における「地域」らしさをずっとこだわり続けていく、という意味です。背景として、ITやFCの発達による「地域」との関わり合いの変化によって、極端な話、地域コミュニティの在り方も変わってきています。また、地方は観光地化する以外に魅力を伝えることが難しい局面にあります。新しい何かを立ち上げ続ける勇気も元気も地方にはなかなか困難かと思います。しかしどの「地域」にも原風景は残していて(残っていて)、そこには価値があり当然「人」が介在し「地理」を活かして「歴史」や「文化」をつくり刻み込んでいるはずなのです。それらを編集しアップデートすることが地方の魅力づくりを形成するのだと信じています。“by journalism”...

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る(TEXT1)

TEXT1:時短を意識した交通・輸送網として、この「地域」に存在今や、アジア圏では「空港」が百貨店型となりつつあるというように、アジアという領域においては「空」における地方創生が盛んになっていることが理解できる。この「地域」でも、古くから名古屋空港があるように「空」での移動に対しては理解度が高いエリアといえるが、中部国際空港が開港した後はどうか。国土交通省の資料などに基づき調査した文献によると、名古屋空港から地方への利用数は倍以上に増加しているようだ。これはこの「地域」だけではなく他の「地域間移動」も同様といえる。「フジドリームエアライン」は、設立して10年の会社だが母体が輸送を軸にした静岡県を代表する企業「鈴与」で、地方と地方を結ぶことをコンセプトとしている航空会社だ。では実際に、この「地域」の人達が「空」の旅を楽しんでいるのかどうかを調べてみた

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る(TEXT2)

TEXT2:旅行といえば、テーマパーク。「空」での時短は、ビジネスとして利用価値が高いグラフは、この「地域」にある企業で、n値はさほど多くないが意識調査をした結果だ。地元以外は、東京と大阪が圧倒的だ。テーマパークへ行くことが予想される。年齢層としてもご家族での「旅」が主のようで、「旅」として意識するのは年間でいうと数が限られているのだろう。そのかけがえのない時間を費やすのには、テーマパークが最適だという判断ではないか。これは、飛行機で向かう先に対しての興味度がなかなか喚起できていない結果ともいえる。何故なら「空」での移動に対しての理解度は高いと調査から一目瞭然だ。先ほどの文献で“利用数は倍以上に増加”ということだったが、中身はビジネスでの利用が主のようで、それは今回の意識調査でも理解できる結果となった。この「地域」ではあいち航空ミュージアムを設立したり、三菱スペースジェットの拠点にするなど独自の展開をしているが、アミューズメント性よりも実利的なビジネスという印象を更に大きく感じた

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る(TEXT3)

TEXT3:MaaSの本格化は成り立つか。「地域」に特化した交通・輸送会社の根本に迫るMaaS(MobilityAs A Service)マースは、バス、タクシー、電車、ライドシェアなど多数にある交通網をITを利用して検索、予約、支払いを一括で済ませられるようにサービス化することだ。既に欧州、フィンランドでは取り組みが盛んになっているようだが、日本においても実証実験を行っている。まだまだ先の話なのかもしれないが、自動運転技術が発達すれば、高齢者もドア・トゥ・ドアで安価且つ安心に移動できるということになる。この「地域」におけるこれらの実験は、春日井市と名古屋大学が主体となって高蔵寺ニュータウンで進めようとしている。日本版MaaSは近い将来実現していくのだろうが、現実的に「地域」の輸送網として「地域」に根差している企業では、あおい交通が代表格だろう。同社のバス運行は、勝川駅から名古屋空港、そして名駅。それ以外では駅から小型バスでの運行などがある。こういった目につきやすい業務だけみると限られた(ニッチな)場所での移動手段を得意とした地元の会社、という印象がするが、実は「地域」に根差した活動を多数実現させている

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る(TEXT4)

TEXT4:将来を見据えた、次なる輸送の手段「地域」に根差した活動は、時代のニーズに寄与した活動ともいえる。大企業の工場勤務社員向けに送迎バスを運行しているが、考え方がしっかりしていることに注目したい。車通勤を減らすことでの渋滞緩和やCO2削減に意識したものなのだ。また、昨今の少子高齢化を印象づける活動が、家族葬でのバス利用やジャンボタクシー、小学校統合によるスクールバス利用。このように、単にバスは決められた時間に運行、人を輸送する手段だけではなく、ニーズをよく知った使い方がされている。これは同社の理念が企業として「地域」や「社会」に貢献するためには何をすべきかということを第一に考えているからこその結果だ。代表取締役松浦秀則氏は、“夢”と“感謝”と“健康”と“お金”が無限大の幸せ4要素という。おそらく一つでも欠けることなく4つを融合したからこそ「地域」への愛情や、「地域」に対して新しいアイディアを提案することができるのだろう。夢のような話に聞こえるかもしれないが、同社では「エアタクシー」を実現させたいと意気込んでいる。エアタクシーとはその名の通り空飛ぶタクシーだ。昨今の技術であるドローンを活かし、それを大型化することで旅客輸送へとつなげる、という。何ともとてつもない話だが、是非叶えて欲しいと思った(写真)あおい交通 代表取締役松浦秀則氏

#9:この「地域」の優れた交通・輸送網を知る(TEXT5)

TEXT5:ビジネスをアミューズメントにできるか松浦氏のように「地域」に根差し、今ある素材を有効活用して今後につなげていくと夢のようなプランニングを叶えられるのだろう。もっとこういった発想が、この「地域」にたくさん集まると、より一層特徴的な街になるはずだ。何も「地域」は観光地になる必要は無いし、「地域」ならではの考え方があり実現すればよいからだ。そして「地域」の魅力とは「地域」の人達が魅力的だと思わなければ、それは魅力的にならない。ローカルズラウンジでは、そういったビジネスにアミューズメント性をもたせ、主に次世代を担う子ども達に紹介をしていきたいと思っている。その協力先を複数企業に募ったが、そもそもアミューズメントという観点が無い。事業所や作業所にアミューズメント性が無いことは理解できるが、ビジネスもアミューズメント性を持たせることで「地域貢献」できるという“意識”をまず持つとよいと感じている。そのためには、協調性や連携、伝えたいという気持ちが必要なのだろう(参考文献)◆日本経済新聞(有料会員向け)アジアの空港「百貨店型https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52981470V01C19A2MM0000/◆日本経済新聞(有料会員向け)空からの地方創生(下)増える「地方から地方」 「松本―福岡」10年で6倍 路線開拓が奏功https://www.ni...