日々のひとりごと36−1 ーthe Blending of script and breakー

text1:「地域資源」を「地域価値」にするうえで、歴史地理上、町並み保存をどう捉えているのか


地方というものは、例えば街並みでも、建造物でも、あるいは飲食などでも魅力というのは点在するということを以前記載した覚えがあります。それは、その面開発としての考え方とすべてがマッチしておらず、また、人が多数集まる都市部とは異なり、面としての魅力につなげることはできず連続しない、ということだと思います。それをどのように編集して、伝えるかがローカルズナレッジの一つの業務です。それは「地域資源」と捉え、その「地域資源」を何かとペアリングし「地域価値」として表現する一つの手法です。では、そもそもの街並み自体が魅力的であれば、保存されていくのかどうか、という話をここでは記載していこうと思います。例えば、文化財や町並み保存、景観保存は前提として、歴史的な継続性の中で価値があるものが残されているという考えがユネスコの世界遺産の考え方だそうです。「自然」「生態系保存地域」「記念建造物」「遺跡」が対象で、ユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づき世界遺産リストに記載しているという話です。これによって文化的景観に関わる法律の制定や改正が日本で始まったという大きな流れですが、例えば、日本最大の歴史的観光都市京都は、都市景観を何度も再編され、拡大・変更されてきた、と。京都中心部に残る町屋の多くは、近代以降の建築物で、多くの近代建築のビルは最近のものであり、新しい景観政策を制定したりしてますが、要は、こういった歴史ある場所には、当然人も集まるわけで、単に保存するだけでは難しく、新旧共存していくしかないということかと思います。そして、「価値」と簡単にいいますが(私が、笑)何を持って「価値」なのか、あくまで現在の社会における「価値」であり、後世においてもなお現在の私たちにとって「価値」あるものが、普遍であるとは限らない、私たちが残すべきと考える「歴史」は、現在の私たちが現在の文脈の中で、価値判断し、選別しているのだ、と。そうか、確かに、繁盛すれば繁栄するし、過去と現在をうまくペアリングすることが「地域資源」を「地域価値」にしていくことの一つなのでしょう。まさに“不易流行”ですねえ・・・。

ローカルの間

The "Locals Lounge" edites it about locals, local attractive point, regional activation of Japan and posts it. “地域資源”が”地域価値”となるような モノコトを探索します。