日々のひとりごと65ー3

text3:荘園についてまとめる(3)“豊臣秀吉による天下統一は、現在も影響している!?”


豊⾂秀吉による天下統⼀により、封建的な⼟地所有関係を⼀層確⽴していった。これが太閤検地で全国にわたって実施された。⼤名の領⼟が確⽴し、荘園的⼟地所有関係が整理、⼟豪の勢⼒が⼀掃された。検地帳⾯につく農⺠が賦課を負担することになり耕地より離れることができなくなるようになった。さらに関所撤廃するなど、公家や社寺の持っていた諸公事の徴収権を廃⽌することで荘園的特権を精算していった。この太閤検地は年貢賦課地を地⽚ごとに測量することで地積や収穫⾼を調査し、⽶の⽣産量で表⽰して把握した。同時に地⽚ごとに、⼯作⾞や所持者を確定することで所有権を認め、年貢負担義務を定め、さらに⼀地⼀策⼈を原則とすることで、⽣産物の中間搾取を禁じた。これにより、⼩農⺠は百姓の⾝分に定着する。この検地は村単位で⾏われ、村請制をとった。このような仕組みにより荘園制度は完全に解体された。当然各地で⼟豪たちは反対⼀揆などで抵抗をしたが、検地は強⾏された。

・・・と、荘園制度は安土桃山時代で無くなったわけですが、この時に無くなったこと自体面白いと思います。60-1で書きましたが、政権を取るのって、歴史的に血統書付きの方が多い気がします。繰り返しになりますが、天皇、豪族、公家(摂関)、武士・・・藤原家も源氏も平氏もそうですが、血統由来があります。今の政治家でもいえることではないでしょうか。その一方で、豊臣秀吉のようなまさに下剋上で成り上がった天下人もたまに存在し、そんな人がこれまでの制度をぶち壊すということもできちゃうのが面白いですね。皮肉なことに(自分も農民だったのに)、身分統制令を法令し、身分を明確化する基礎をつくったわけですが、それは日本における現代社会でも影響していると思います。

 これらを手本として、江戸幕府の政策が生まれていくわけですが、さきほどの血統由来、徳川家康が源氏の後裔という説や豊臣秀吉が木下姓で名跡を継いだ説は農民から天下人になっただけあったり、それぞれ箔をつけたいということでしょう。これらも現代社会において参考になる、あるいは実際にある話ではないでしょうか。


◆日本史概説/豊田武(法政大学)

◆概論 日本歴史/佐々木潤之介・佐藤信・中島三千男・藤田覚・外園豊基・渡辺隆喜(編)




【今日のカフェ】

レイヤード久屋大通公園ZONE1にある天狼院カフェでビールをいただきました。



ローカルの間

The "Locals Lounge" edites it about locals, local attractive point, regional activation of Japan and posts it. “地域資源”が”地域価値”となるような モノコトを探索します。