日々のひとりごと69ー2
text2:10年の月日を経た街をみて感じたこと
数日の間、滞在をし感じたことは、10年の月日を経て、街全体表面的には立ち直った感じがするものの、ところどころで痛みは癒されていない、爪痕は残ったままだということです。
東北ひとくくりにして震災は語れません。その中で、福島県にフォーカスをするのは、私の立場でいうと仕事というご縁だからであり、比較も優劣もないことを最初に記載しておきます。
福島県は、津波被害以外にもう一つ大きな存在があり、それが原発です。「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、その二つの観点を風化しないようにお知らせする施設です。当日の様子から復興、新しく生まれ変わろうとしているこのエリアを記録していますが、なんとも、じっくり見学することができませんでした。これが正直な感想です。それぞれのシーンは、目から涙がこぼれそうになり、その場でじっとしてられません、少なくとも私は。
それはおそらく、科学では何ともできない「自然災害」というリスクだからです。人による犯罪や戦争は、未然に防いだり矛先も決まる。ところが「自然災害」は避けることができないことが多々あるのです。
「防災・減災」という常に意識をして、起こった時にどのように日常と似た暮らしができるのかを考える必要があるのだと感じました。
街は未だに帰還困難区域が存在し、震災の爪痕が残っているのも現実ですが、それに負けず復興策として新たな動きがみられたことも事実なのです。
◆東日本大震災・原子力災害伝承館
https://www.fipo.or.jp/lore/
【今日のめし】
あかちょうちんさん
一つひとつのボリュームが多い、大きい!串は特に素晴らしく、ネギマのネギに感動しました。
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