EDITORIAL NOTE 〜編集後記〜95

text1:巻頭特集3月号取材を終えて

端的にいうならば、地域社会の取組・最新事例を特集したわけですが、面白さをいうならば、ボランタリーアソシエーションの存在と企業の関わり方、それに対する若者の配置や意見、それが今回の取材で注目すべき点です。
 地域社会といえば生活共同体で、自治体や町内会、住民に企業というのが大きなくくりで、基本の考え方は変わらないと思うのです。江戸時代→(いきなりですが、)第二次世界大戦後の高度成長期→低成長期→バブル期→失われた30年(証券会社破綻、ネットバブル、ライブドア事件、リーマンショック、震災、アベノミクス、働き方改革、100年時代、コロナ禍)・・・雑ですが、こんな流れで考えてみますと、江戸時代の五人組をベースに(もっと遡ると起源は古代律例制ともいわれる)、その考え方は今もなお消滅せずに存在しているという。
 その中にボランタリーアソシエーションが加わり、共存してくる。地域コミュニティの関係性が希薄になってきたことを補うように…。しかも、そんなボランタリーアソシエーションの面白さとは、単品ではなく一つの面で捉えると面白いのです。例えば、NPOでも私のような無責任にw発信するだけの人間がいれば、それを掛け合わせる媒介者がいたり、単にイベントを開催して喜んでる団体もいる。しかし、それらすべてが一つとなることで地域を豊かにし、地域の魅力へとつながっていく。さらに受け手は基本的に、自助、共助、公助、という考えが根強くあるからこそ、面白い。
 ちなみに”地域における企業の立ち位置、関わり”という意味では、もっともわかりやすい事例としてお祭りがあります。またお祭りに対して企業がどのように参加しているかを考えると、安易に協賛や場所貸しなどが想像つきます。しかし今回はさまざまなジャンルの企業が、それぞれ持つ技術を地域や若者に還元しようとしている姿と、それに対して若者がモノをいい、企業の取組みを知り、共に考えていく、という、地域コミュニティを形成するために工夫した企画だと私は感じ、取材しました。
 新自由主義を打ち出し、社会を大きく変えた1980年代イギリスのサッチャーは「社会なんてない。あるのは個人だけである」と発言しています。これはいうならば、物事、他人のせいにするのではなく自己責任で考えろ、ということだといいます。それについては日本も同じで、公共政策が完璧ではなく、間違えることもあるし、それに頼りすぎるのも良くない。一人ひとりが考えて行動するべきなのです。公助に頼りすぎることなく、先ずは自助。そして、共助、公助。
 今回の取組みが形だけにならずに、地域の未来をつくる基礎となる企画になることを願っております。
♧とんかつマ・メゾンさん
洋食マ・メゾンからのスピンオフといっても良いかと勝手に思ってます。ビュッフェスタイルの豚汁やカレー、サラダや冷製パスタなど、洋食からも洋食へも転用そして共通できる食材で、それがお店にとって大きな魅力へとつなげているから素晴らしいです。

ひととまちコーラボ

The "Hito To Ma-chi co-Lab" edites it about locals, local attractive point, regional activation of Japan and posts it. “地域資源”が”地域価値”となるような モノコトを探索します。