編集後記〜EDITORIAL NOTE〜102

<「しきの会」取材後記>

すでに作品集でアップしている「しきの会」の取材を通して感じていることを記載していきます。三部作の最後ということで、この三つを流れで読んでいただくと自治体と市民活動団体の関係性が少しはご理解いただけると思います。どこまでいっても地方の魅力とは、「ヒト」によってつくられるわけです。今回でいうと、健常者と障害者とが同じ目線でさまざまなことに取り組むということが大きなポイントですが、取材に応じていただいた関さまご夫婦によるとご自身の感性に合うイベントは無かったため、自分たちでつくり上げるしかなかった、という元々の考え方にとても関心しました。その考えこそが、この地域の資源であり価値へとつながっているわけです。実際、市民団体としてたくさんの仲間たちと支えながら活動されており、そこに参加をし一緒につくり上げるイベントに価値があると感じています。
 小牧市は、思えば名古屋市のベッドタウンと言い切れない、完結しない街です。アクセス面では、カーアクセスの良さが際立った結果、工業や物流のハブ的要素を持ち、工場などの拠点へと発展します。その一方で、名古屋市への接続がうまくいかず(モータリゼーションをより実現していった、市内の移動手段としてはバスへの支持が強かった、これらはまさに市内で勤務するという文化が強いからでしょう。それらが後押ししてなのか、小牧線以外での名古屋へのダイレクトアクセスできる電車路線は廃止された、という理由)ようやく名鉄小牧線上飯田駅から地下鉄名城線平安通がつながったのは、実に約20年ほど前という最近の話です。
 桃花台ニュータウンへは、桃花台新交通、俗にいうピーチライナーがさらに20年前に遡りますが、バブル崩壊直後辺りで開通しており、近未来的な都市として発展しようとしたものの、終着が小牧駅という中途半端さや小牧線→地下鉄名城線の開通のタイミングには当然合わず、廃止されます(他には、隣接春日井市高蔵寺ニュータウンとの接続が自治体間の連携の悪さで実現しなかった、また、乗客数はもちろんニュータウン自体の人口計画や推移に関して、そもそもの見立てが甘かったという理由はあるでしょうけど)。
 工業を主とした産業が街を支えていることは大きいものの、市内一番の都心は商業として栄えていかないというさまざまな問題点も抱えた街ともいえるのです。そんな街を市長による改革でまちなかに人の流れを新たにつくったことはとても大きな功績だと思います。
 小牧市の市民団体はとても多く、やはり自分が住む街を良くしたい、という気持ちは、この3回の取材でとても強く感じましたが、これは表現こそ違うものの、どの街でも同じことだと思うのです。そんな目線で、さまざまな魅力的な、あるいは魅力につながる資源を価値へと編集していくように努めます。
 そして、市区町村を区切りとせず、文化圏としての捉え方も積極的に行なっていきたいですね。ボランタリーアソシエーションへの取材はそういう意識によるものなのです。
 グルメ、今後立ち上げるレジリエントなまちづくりという考え方も同じです。
♧焼肉焱春日井本店さん
こちらのお店、小牧市の隣接、文化圏内にあります。「特々ランチ」をいただきましたが、少量多品種のお肉を楽しめます。それとは別でオーダーした白センマイやニンニク塩牛生ホルモンがとても美味しかったです。

ひととまちコーラボ

The "Hito To Ma-chi co-Lab" edites it about locals, local attractive point, regional activation of Japan and posts it. “地域資源”が”地域価値”となるような モノコトを探索します。