グルメは「美味しい」ことが地域との関わりだが、「美味しい」理由はいろいろある
今から遡ること40年前の1982年「カレーハウスCOCO壱番屋(ココイチ)」は株式会社壱番屋として法人化、その20年後2002年に創業者であり当時、代表取締役会長であった宗次德二さんは代表権のない創業者特別顧問になられました。ゼロからここまで躍進されるのはハードルも高かったことでしょうけど、その後は東証一部上場も果たし、ハウス食品傘下になり、より一層ココイチの強みが活かされたのか、世界進出を工夫しながら続けている日本の大企業の一つであることは、皆さんご存知だと思います。
先日、定期的に襲ってくるあの衝動に駆られ、ココイチへ行ってきました。相変わらず気持ちのよい接客で、相変わらず食べたいものをトッピングしていただきましたが、日本全国どこでも味が変わらずにいただける、そしてベーシックな商品が存在し続けている、という企画は本当に素晴らしいと思います。
最近ではトッピングで値を上げている、と話題になったようですが、確かに上手いやり方です。そもそも、何故か定期的に食べたくなるあの味(決して立体的な味わいとはいえないのに)、そのうえせっかく来店したのであれば、カレーにご飯のみではなく、サラダも食べたくなるし、おかず代わりにトッピングもしたくなる何らかの工夫(”何らか”が具体的に何なのかは不明)。そして、店舗では定期的にいろんなコラボや限定商品を投下し、来店するのに飽きさせないといった、これらいくつものビジネス手法を重ね合わせることで、よりベーシックな商品を際立たせていることは、飲食店にとって大小限らずヒントになると思います。
しかし、この企業の根幹は、顧客第一主義にあり、創業者宗次德二さんは毎日何千通と届けられるお客さまアンケートを毎朝読み、参考にし実践に移すという地道なことを成し遂げたとおっしゃいます。また、店舗や工場とその周辺をも毎朝掃除を行っており、それがおそらく良い意味で、地域とのコミュニケーションにつながり、結果地域からは、この企業が地域の誇り、とまでコメントをいただいているのです。
それぞれの企業にそれぞれの努力があるわけで、正解は一つだけではありません。だからこそ、グルメの数、店の数だけそれぞれストーリーがある。・・・のかな、、と、考えながら、”3辛・チキンカツ・スクランブルエッグ・ソーセージ乗せカレーライス”をいただきました🙏
(参考)
宗次德二さんのWikipediaが一番充実しています。日経、プレジデント、NHK・・・さまざまなメディアでもその偉業は取り上げられていますのでぜひご覧ください
0コメント