NO.1-3:地域にとっての「書」を考える
TEXT3:「書」だけに集中できる空間づくりや「書」の精神を道徳でも取り上げる
なんと、「書写ルーム」という名の教室があるのだ。
その名の通り「書」をするだけの教室で、「書」をするのに欠かせない道具が準備してある。
多数の筆、墨汁、そして全ての机に設置できるだけの書道用下敷きが用意されている。
また「書」の教え、姿勢・取り組み方についても絵できちんとガイドされている。
更に、小野小学校では、道徳でも小野道風を教材として取り上げている。
小野道風と言えば、“柳に跳びつく蛙”の逸話は有名だ。諦めずに努力し続けるチャレンジ精神を例えたわけだが、道徳の授業でしっかりと取り上げている。こういった公的な取組が、「書のまち」を支えている。
(写真上から)書写ルーム入口/書写ルームには多数の筆が並んでいる/「書」に挑む姿勢を絵で教育/全ての机の上には書道用下敷きが配置されている。作品を仕上げるまでの全てがこのルームで完結/数々の作品展写真。歴史を感じる瞬間だった
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