NO.5-1<Pt.1>この「地域」のファーム・トゥ・テーブル
TEXT1:食や食材の安心・安全がテーマ。フレッシュでオーガニックな食材を農場から食卓へ・・・
ここ数年で、アメリカ西海岸を中心に食の安心・安全への意識が高まっているようだ。特に都市部に居住するミレニアル世代を中心に、興味を持たれている食とは、食材オーガニック「農場から食卓へ―ファーム・トゥ・テーブル―」というフレッシュな方法への注目だという。この「テーブル」という部分には複数の意味がありそうだ。農場が経営するダイニング(レストラン)や地域にあるダイニング、はたまた地域にあるショップを通じて食卓へ・・・というとらえ方でもおかしくない。この「ファーム・トゥ・テーブル」という考え方は、日本でいう「地産地消」に当たる。そしてその特長は、中身が把握できることだ。つまり、その野菜はどこで誰が生産をし、「地域内」であれば配送距離が短いということにも気付く=輸送によるCO2も少しは防ぐことができる(エシカル消費とはこういうことだろう)。更にその先のダイニングやショップのシェフがこだわって創作している料理ということも理解することができる。予想以上の発見があるのだろうし、安心且つ安全である。通常、ダイニングではメニューに“この野菜は、この「地域」にある◆◆ファームによるもの”などと明記され、生産者の写真付きで紹介されたりする。このように、アメリカでは「地域内」あるいは近郊の農場から直接仕入れた新鮮で安全な食材を提供するダイニングがポピュラーになりつつあると言われる。なにより“自然の恵み”そのものを素材としている料理なので、当然そこには会話がはずみ、食への興味はもちろん、その「地域」への様々な興味をも持つきっかけになるはずだ
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