NO.6-3<Pt.2>この「地域」のファーム・トゥ・テーブル
TEXT3:「食育」の本当の意味合いとは?
地元素材を生かし、野菜の新しい届け方や楽しみ方として選んだスイーツ。それは自然の恵みを生かし、小さなお子さんからご年配の方まで楽しんでいただけることを念頭においている。吉川氏にとって、「食」から生まれる「団らん」や親から子への会話そのものが教育であり、それは難しい話ばかりではなく、毎日の暮らしを通じて知識を積み重ね継承していることが、いわゆる「食育」なのだ、ということを語ってくれた。
「食育」として、「食」イベントとして、日本でもここのところ行われているものが、1990年より発足しているフランス発祥の「味覚の1週間」だ。吉川氏は、この「地域」で講師として招かれている。こういった活動は「食育」の推進を目的とした市をサポートする団体が中心に、主に小学生を対象に「給食」を通じて活動を行っている。地産地消や家庭菜園、郷土料理や最近では食品ロスの啓発もしたりする。そのような様々な活動からの経験を活かしてか、独自に奥さんを対象にワークショップも検討している。このワークショップを通じて「食の楽しさ」を各家庭に、そして何よりお子さんへ日常的に伝えていければと考えている。
(写真)”エルヴェラヴィ”ショーケース。こだわり野菜からつくられたスイーツたちが並ぶ
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