NO.7-4この「地域」で多様に働くことができる場所(TEXT4)
TEXT4:横の連携をカスタマーのみならずスタッフも行うことでつくられる“エンゲージメント”
カスタマーとの対話や反応によるリアルマーケティング。その強みを持てるのは、ヘアビューティ業界、いや同社の特色なのかもしれない。女性のカスタマーも多いわけだが、話題の中でグルメはかかせないようだ。そこから実現したのが、飲食で、焼肉店、カフェやイタリアンバルだ。面白いのは、これまでのノウハウが活かされている。外観、外見はもちろん、そもそもカフェやイタリアンバルを選定すること自体もそうだし、焼肉店では、他店よりもゆったりとすわれる席に贅沢な時間を過ごせる設えなど、発想が面白い。飲食業が求める回転率という考え方ではなく、ファンになってもらい常連化する。ヘアサロンからバルを利用、バルからヘアサロンを利用という流れと、そこにスタイリストも配属することでより親しみをもっていただくような仕掛けづくりをしている。そういった関わり合いから“エンゲージメント”をつくり、つなげ、“ライフデザイン”をしていく。そういった“エンゲージメント”を得意とするブランシェは、従業員に対しても寛大だ。ヘアデザインをするスタイリストは常にトレンドに敏感でなければいけないため、技術を常に習得しなければいけない職業だ。そのためには、技術を洗練させるための時間が必要となる。つまり、ヘアビューティ業界から離れられないということになる。全ての人が独立できればよいのだが、そういうわけにはいかない。そうした時に、様々な選択肢がある同社は人材を活かすという点でとても社会に貢献している。子育てをしながら働く女性スタッフには“ブランシェキッズガーデン”がある。スタイリストだけでは手持ち無沙汰であれば、バルなどの道もある。そして、CAFE ZU-COTTOもグループだが、子育てをしているスタッフにとっては、休日に利用したいと思わせる素敵なカフェだ
(写真上から)CAFE ZU-COTTO、ブランシェキッズガーデン※共に公式HPより
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