NO.9-4この「地域」の優れた交通・輸送網を知る
TEXT4:将来を見据えた、次なる輸送の手段
「地域」に根差した活動は、時代のニーズに寄与した活動ともいえる。大企業の工場勤務社員向けに送迎バスを運行しているが、考え方がしっかりしていることに注目したい。車通勤を減らすことでの渋滞緩和やCO2削減に意識したものなのだ。また、昨今の少子高齢化を印象づける活動が、家族葬でのバス利用やジャンボタクシー、小学校統合によるスクールバス利用。このように、単にバスは決められた時間に運行、人を輸送する手段だけではなく、ニーズをよく知った使い方がされている。これは同社の理念が企業として「地域」や「社会」に貢献するためには何をすべきかということを第一に考えているからこその結果だ。代表取締役松浦秀則氏は、“夢”と“感謝”と“健康”と“お金”が無限大の幸せ4要素という。おそらく一つでも欠けることなく4つを融合したからこそ「地域」への愛情や、「地域」に対して新しいアイディアを提案することができるのだろう。夢のような話に聞こえるかもしれないが、同社では「エアタクシー」を実現させたいと意気込んでいる。エアタクシーとはその名の通り空飛ぶタクシーだ。昨今の技術であるドローンを活かし、それを大型化することで旅客輸送へとつなげる、という。何ともとてつもない話だが、是非叶えて欲しいと思った
(写真)あおい交通 代表取締役松浦秀則氏
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