#10:ローカルズラウンジ・レビュー(TEXT1)
TEXT1 新型コロナウイルスでライフスタイルは変革される?!
新型コロナウイルスが猛威をふるっている(2020年3月現在)。感染者が続々と表面化していっているが、今や世界各地で感染が広がり、世界保健機関(WHO)は「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と述べたほどだ。当初、日本は感染拡大の第二の震源地だと他国メディアから批判が向けられたが、直近ではイベントや大勢であるいは密室の中で集まるイベントへの自粛要請や小中高校の休校、海外渡航禁止、入国制限など様々な要請を政府は進めた。これは日本のみならず、欧米中心に世界でも同様な処置をしており、これまで見たことがない状況へと発展した現在、経済への影響がとても大きく、リーマンショック、(日本では)東日本大震災に続いてコロナショックといわれるまでになった。
働き方(ワーキングスタイル)に関してもフレキシブルワーク(時差勤務やリモートワーク〈テレワーク〉など)対応せざるを得ない状況だが、これがピンチをチャンスに変える要素ともいえる。
当然、業種によってはできないワーキングスタイルだし、業種によってはマイナスになる場合もある。例えば、完全モノづくりや通勤に利用する何か(パーキングや交通機関)はそうなのだろう。
しかし、大企業やIT企業をはじめ数多くフレキシブルワークを採用する中、GMOでは早くから在宅勤務を実施しているが、業績に大きな影響があまり見られなかったようで、オフィスを構えることの疑問を感じているというコメントを出している。
東京では、オリンピックの影響で時差勤務やテレワークを推奨しはじめている企業もあったようなので、それをきっかけに本格的に仕事への考え方が変わるタイミングだったかもしれないが、この新型コロナウイルスによって、ワーキングスタイルを変えざるを得ない状況から、それらは効率的なため日常的なものになっていくのかもしれない。そうなると、都心に住む理由も変わる。そう、フレキシブルワーキングスタイル、ノマドワーカーからライフスタイルの考え方まで変化していくのだ。例えば、アドレスホッパーという考え方。エリアにアドレスを固定せずにノマドワーカーとして生計を立てる。オンもオフも隣り合わせになる。アウトドア派のノマドワーカーだったら、都心で打ち合わせ、そのすぐ後でアウトドアを楽しみ、翌日は「地域」との関わりもこなす、とか。そんな時代は目の前にきていて、既に少数でも実現し始めているのかもしれない。
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