スクリプトアンドブレイク5−6 ーthe Blending of script and breakー #27 ローカルズラウンジレポート

text6:小さな頃に連れていってもらった喫茶店を思い出す


 名古屋市港区にある喫茶店「ラ・セーヌ」さん。前評判がとてもよいお店です。“ここのナポリタンしか食べられない”“何度も食べに来てます”など多数のファンが存在するようです。その日は平日の朝しかも10時前という中途半端な時間だったということもあり、店内はモーニングを楽しみながら会話をしている年齢層高めの先輩方がほとんどでした。ナポリタンは特製ということで、ナポリタンの写真がメニュー表紙を飾っているほどなので、ダントツ人気が高いのでしょう。

 初めて現物を見て驚いたのは、グツグツと音をたてるたまごは“溶きすぎず、焼きすぎず”で白身がとても主張しています。そして、その焼き加減は半熟以下、少しだけ生卵の白身が残ったような状態なのです。そこに、茹でおきと思われる炒めたスパゲティが絡んでいる。そのうえにはソースが絡み、ダブルで絡みっぱなし状態(笑)。ソースは、ミートソースでよくみる粗挽き肉が随所に散りばめられたあんかけ風ソースで、口の中に入れるとこの粗挽き肉が主張し、それはまるでミートソースかな?と一瞬錯覚するのです。このソースは程よく甘く、炒めたスパゲティとブレンドすることでより香ばしさを引き立てているようです。

 具といえば、赤ウィンナーのみで、いわばそれ以外は不要ということでしょう。口の中は、それぞれの味と食感がずっと広がっています。そして、食べ終わった時に気づくのです。昔小さな頃に連れていってもらった喫茶店の味?。親戚の集まりだったかな、喫茶店で食べたスパゲティの味、懐かしい記憶がスッと脳裏によみがえったのです。これまで封印されていた記憶が解放されたような。んー、もしかしたら昔このお店で食べているのかもしれません。いや、勘違いだろうな。

◎#5 script and Break(rest)

ラ・セーヌさん

筆者としてはキングオブナポリタン。特にこのソースは唯一無二の存在。これはクセになる。まさに“ここのナポリタンしか食べられない”という気持ちに。

ローカルの間

The "Locals Lounge" edites it about locals, local attractive point, regional activation of Japan and posts it. “地域資源”が”地域価値”となるようなモノコトを探索します。 コンシャスネス・トゥ・ディストリクト ローカルズナレッジ(NPO)