スクリプトアンドブレイク6−5 ーthe Blending of script and breakー #29 ローカルズラウンジレポート
text5:地域の憩いの場は、地域の魅力になるのか(5)
最後三つめは、珈琲処「あさぎ」さんです。朝宮公園が象徴的な大型区画整理エリアの春日井市西部にあり、住宅地にひっそりと構える古民家風カフェです。靴を脱ぎ、掘りごたつのように着座できるテーブル席は畳が敷いてあり、とても落ち着きます。いわゆる郊外の住宅の良さを残した佇まいは「昭和な」資源を取り入れており、さらに室内には”和“の良さと癒しを掛け合わせることで優れたカフェ空間を演出しています。このようにもしかしたら地域においてのこれまで残っている資源(歴史や背景、地理)は、「昭和な」というのが今後のキーワードになるのかもしれないと思いました。そこには身近さと、わかりやすさが日本人にとってあるのかもしれません。その生活様式は遠すぎず近すぎずで、リアルに感じやすいのではないかと思います。そして郊外にとっては何も変哲のない田園風景も、見せ方によっては癒しを感じたり、なごみを感じたりするはずです。また、こういった風景は日常的に残っているため、少し手を加えるだけで違った魅力へとつながると思います。
◎#6 script and Break(morning)
珈琲処「あさぎ」さん
複数のプロジェクトを立ち上げるために、編集責任者と朝の会議を「あさぎ」さんで実施。昭和な資源をうまく活かした空間づくりに共感!
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