2019.12.18 10:10#8:この「地域」の特色ある街づくり事例とはPart2(TEXT1)TEXT1:“特色ある街づくり事例”、「地域」を広げて見てみると・・・#4でテーマとした特色ある街づくり事例。勝川商店街を題材にしたわけだが、商店街で成功している事例をこの「地域」から少し広げて見てみると、大須商店街や円頓寺商店街などが例として挙げられるだろう。共に成功しているのだが、その要因はその「地域」に住む人の心意気であることは間違いない。しかし、そこにはそれぞれの考え方が大きく違うのではな...
2019.12.18 10:00#8:この「地域」の特色ある街づくり事例とはPart2(TEXT2)TEXT2:仕事を通じて知った街。「よそもの」が円頓寺に通い続け、感じたこととは?市原氏にとって円頓寺商店街との出会いは、その界隈の古民家改修の仕事から始まったようだ。決してその地域に住んでいたわけではない。その仕事の合間に休憩時間があるのだが、その都度お茶を出してくれたという。しかも、それが施主ではなく近所のおばあちゃんだった。その近所のいわば世話好きなおばあちゃんは三味線や長唄を教えている師匠...
2019.12.18 10:00#8:この「地域」の特色ある街づくり事例とはPart2(TEXT3)TEXT3:周辺「地域」関係なく能動的に集まってくる商店街を目指す市原氏が子どもの頃に見ていた商店街の雰囲気と違うことにすぐ気づいたという。日常の生活を提供する商店街ではなく、わざわざここに(円頓寺商店街)目がけて来るだけの価値ある店が多く残っているということだ。考えてみると、これまでローカルズラウンジでは、リージョナルランドマークは過去と現在では異なっていることを取り上げてきた。全てが変わったと...
2019.12.18 09:55#8:この「地域」の特色ある街づくり事例とはPart2(TEXT4)TEXT4:円頓寺の魅力を掘り下げてみると・・・その当時(約10年前※)わざわざここに目がけて来る店や残っている店で印象的だった店とは何か。飲食店が多かったようだが、印象的だったのは、例えば文房具店だという。円頓寺のメインイベントは年一回の七夕まつりで、この「地域」がもっとも大切にしている行事の一つだ。そのために、ハリボテをつくる材料を切らすことなく仕入れているという。また、相撲部屋が商店街にあり...
2019.12.18 09:50#8:この「地域」の特色ある街づくり事例とはPart2(TEXT5)TEXT5:「不易流行」という考えこそが、過去を活かし新たな未来へとつなげるそんな魅力を活かして今後のためにつくられたテーマがこれだ。「地理」…江戸の街並みだけではなく、時を重ねて出来上がったものを“原風景”として捉える。「商店」…新しい店が短期で入れ替わり出入りしないような工夫、長く続けてもらえるような業態、名駅には無い業態。以前は花街で娯楽がある街だったことからつむぐ。「人」…名物店主が存在す...
2019.10.13 10:00#6:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.2(TEXT1)TEXT1:「地域」を代表するフランス料理店“シェフ”によるベジタブルスイーツの由来ベジタブルスイーツ―“野菜をつかったスイーツ”を取り扱う店がある。「エルヴェラヴィ」・・・“命を育む”という意味のフランス語である。何故、フランス語を店名に掲げたのか。実は、オーナーである吉川成輝氏がフランス料理のシェフだからだ。吉川氏は、フランス本国の三ツ星レストランで修行をし、名古屋東急ホテル「ロワールフレンチ...
2019.10.13 09:55#6:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.2(TEXT2)TEXT2:フランス料理のベーシックな考え方から生まれた、新たな“地元の素材を生かしたアプローチ”へ吉川氏は瑞浪市出身で、実家は八百屋だったという。身近に新鮮な野菜や果物に触れることができる恵まれた環境であったことがご自身の基盤をつくったのだろう。世界三大料理と言われるフランス料理には、「キュイジーヌテロワーヌ」という言葉がある。訳すと「大地の料理」で、言わば“地産地消”のことだ。シェフを務めた「...
2019.10.13 09:50#6:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.2(TEXT3)TEXT3:「食育」の本当の意味合いとは?地元素材を生かし、野菜の新しい届け方や楽しみ方として選んだスイーツ。それは自然の恵みを生かし、小さなお子さんからご年配の方まで楽しんでいただけることを念頭においている。吉川氏にとって、「食」から生まれる「団らん」や親から子への会話そのものが教育であり、それは難しい話ばかりではなく、毎日の暮らしを通じて知識を積み重ね継承していることが、いわゆる「食育」なのだ...
2019.10.13 09:20#6:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.2(TEXT4)TEXT4:「健康経営」は「カラダ」への配慮と「食」から成り立つ株式会社aider(エデ)という会社がある。元々は出張専門のフィットネス事業で、企業のオフィス・自治体・フィットネスクラブへの運動指導員 出張サービスを主としていた。「健康」という切り口だが、代表取締役 目黒圭一氏によると、クライアントニーズに応えていったら、医療関連施設への運動指導員の派遣、企業オリジナルラジオ体操、企業健康セミナー...
2019.10.13 09:10#6:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.2(TEXT5)TEXT5:伝統とは日常的なことの積み重ねだ世界三大料理と言われるフランス料理。味や鮮度に対してのこだわりが当然ある。時代や環境が変われば、好みや考え方も変わるのだろうが、伝統とは“しきたり”や“考え方”をそのまま受け継いでいく。そこにギャップを感じることもあるのだろう。その一方で、吉川氏の「食」への気軽さや楽しさが「食育」というコメントは印象的だった。そもそも伝統とは形式ばったことではなく日常的...
2019.09.16 09:15#5:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.1(TEXT1)TEXT1:食や食材の安心・安全がテーマ。フレッシュでオーガニックな食材を農場から食卓へ・・・ここ数年で、アメリカ西海岸を中心に食の安心・安全への意識が高まっているようだ。特に都市部に居住するミレニアル世代を中心に、興味を持たれている食とは、食材オーガニック「農場から食卓へ―ファーム・トゥ・テーブル―」というフレッシュな方法への注目だという。この「テーブル」という部分には複数の意味がありそうだ。農...
2019.09.16 09:10#5:この「地域」のファーム・トゥ・テーブルPt.1(TEXT2)TEXT2:この「地域」で、フレッシュな野菜づくりを実現さて、現実的な話題に戻るが、この「地域」は間違いなく農業都市とは言えない。ただ、自然豊かな場所が多くあることは確かだ。そして、何よりも中京圏のハブとなり得るアクセスの良さが特長だ(アクセスに関しては、#4でも取り上げている)。こういった恵まれた環境を見抜き、オーガニック・・・いや、フレッシュな野菜をつくり、そしてその野菜は、仏料理や伊料理のプ...